地方テーマパークキャラの哀愁

先日、東武ワールドスクウェアに初めて行ってきた。

僕は建物と世界遺産が好きなのでとても楽しいところだったのだが、全国のテーマパークよろしくマスコットキャラによるショーステージも開催されている。

図らずともショーの時間にステージの前にいたので、何の気なしに見ていたらこんな感じだった。

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これはすごい。

見事に誰もいない。ちなみにこれは日曜日の14時というテーマパークで言えば一番のゴールデンタイムと言っていい時間帯だ。その時間帯に、まさかの視聴率0%である。

いや、白状してしまうとこの写真を撮っている私の側にはテーブルに座ってついでにショーを見ているおばさんたちがいないことはない。ただ、これは言うなれば「家電量販店に洗濯機買いに来たんだけど、洗濯機売り場行くまでの間のテレビコーナーの画面で占いのコーナーが流れてたから最下位が気になって足を止めた客」と同じなので、どちらにしろ視聴率は0%である。

ちなみにこのキャラクターは東武ワールドスクウェアのマスコットキャラ「舞夢(マイム)」と「飛夢(トム)」だ。なぜ魔女および魔法使い設定なのかはよく分からない。

そして、さらにこの後、ステージの進行を努めるお姉さんが出てくるのだが、お姉さんは顔が出ている分、この観客が全くいないステージに立つのは本当に辛いと思う。

よっぽど辛かったのか、いつもの演出なのかは存じあげないが、後半は舞夢と飛夢とお姉さん全員でステージを降り、かなり前まで歩いてきて、遠目に座っているおばさんたちと一緒に写真を撮ったりしていた。舞台上には「ワールド オン ステージ」と掲げられているのにも関わらず、公演の半分以上をステージの下で進行するというかなりレア度の高い公演だった。

昨今のブームに乗り、全国の特徴的なキャラクター達が取り上げられ、ゆるキャラはこれまでにない注目を浴びている。しかし、その一方でブームの前から存在する「これといった特徴もないキャラ」は今でも日の目を見ることなく、誰もいない観客席の前で懸命に踊り続けているのである。

こういうキャラにこそ、私はエールを送りたい。そしてこれからも応援していきたい。皆さんも東武ワールドスクウェアに行った際には、ぜひ舞夢と飛夢を遠くから優しい目で見守ってあげて欲しい。

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ちなみにインスタっぽい写真が撮れるボードもあった。ちょっと前に流行っていたインスタボードを本当にやるのは初めてだったので、テンションあがったが、インスタのアップデートにより現在のUIは既に変わっているあたりにも何とも言えぬ哀愁を感じる。

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