先日、電車でフライデーの中吊り広告を見た俺はある見出しに釘付けになってしまった。
未体験エロスにつき人前での開封注意!最新技術メガネなしで立体画像がくっきり3Dヌード「飛び出す◯器」
俺は別にエロ本好きというわけでもなく、まぁ週刊誌は普通の大学生よりは読んでる自信があるわけだが、それはエロを目的にしているわけではない。
俺が気になったのは何を隠そう「最新技術」の方である。3Dというと映画ではもはやスタンダードとなりつつあるし、テレビでも対応機種は増えている。しかし雑誌で3Dというのはまだあまり聞いたことがない。赤と青のフィルムがついたメガネで見るやつしかやったことがない。これはかなり気になる。
というわけで買ってしまった。(税込み420円)
大島優子や小嶋陽菜のグラビアが載っているがそんなものはどうでもいい。俺が見たいのは3Dヌードである。最新技術である。
期待に胸を踊らせて袋とじを切る。袋とじを開けるのなんて中学生ぶりだ。意外と難しい。
さて問題の中身であるが、、、
結論から言ってしまうと最新技術でも何でもなかった。
いわゆる「ステレオグラム」というやつで一見ノイズのような画像だが焦点をずらして見るとある別の画像が浮かび上がってくるというあれだ。小さい時にやったことがあるという人も多いのではないだろうか。
一応ちゃんと小さいエロ画像みたいのが敷き詰められてステレオグラムが作られている。言うなれば「ステレオエログラム」だろうか。
袋とじは何ページかあっておしりだったりおっぱいだったり色んなモノが飛び出るようになっている。
ただ俺はこれが苦手であまり得意ではない。すごくじっくりページを眺めて近づけたり遠ざけたりしてやっと浮かび上がってくるという状況だ。
最新技術に期待して購入して買ったとはいえやはり男ならば多少はエロを期待するだろう。ただそもそも見るのが難しすぎて見えた時の達成感と疲労感が半端ない。見えた喜びが大きすぎてエロを感じる余裕がないのだ。俺が苦手だから余計に労力をつかっているのかもしれないが、これでエロを味わえる人は相当の強者だと言わざるをえない。最新技術とは正直言えないが最先端エロ画像ではある。最先端過ぎて常人の俺にはついていけなかった。
ところで最近エロ本の売上がどんどん下がっている。ネットの普及で若者がエロ雑誌を読まなくなったことだ原因だ。現在エロ本の購買層は中高年に限られていて、あとはせいぜい中学生の罰ゲームか何かだろう。
何かの雑誌で読んだが、購入層である中高年は今の内容に満足しているため何か新しいことを始めると苦情が来る、なので新しいことが始められずエロ本は今も昔も変わらない、だから新たな若者の読者がつかない、という悪循環がこの業界では起こっているらしい。
フライデーは別にエロ雑誌ではないが、比較的エロに力を入れている週刊誌だ。読者層も中高年のおっさんに比べれば若いと思われる。そのような雑誌で新しい(むしろ新しすぎてついていけない)ことを始めることで次世代の読者層がつく可能性はある。そういう意味で俺はこのフライデーの試みを支持したいと思う。
ぜひ男性諸君には下世話雑誌を応援する気持ちでこのフライデーを買ってほしい。そしてこれでエロを感じられる次世代の人間がいたら教えてほしい。
コメント
ちょっと疑問なんだけど、何で苦情が来ると新しいこと始められないの??
そもそもエロ本編集部の新しいことに挑戦できない体質に問題があるんじゃないかと思ったw
今の読者層は新しいことを求めてないから新しいこと始めると離れていっちゃうんだと。さすがに編集部には新しい読者層を獲得できる保証がないのに新しいことを始める勇気はないんだろうね。まぁでもこのまま指を加えて死に体になっていくのもどうかとは思うけど。
新しいこと始めると今の読者層離れるってのがおかしい気もするんだよねぇ、感覚的な理由だから根拠はないんだけどねw
画像はどうしてもネットに負けてしまうからエロ本は画像で勝負するよりも文字で勝負したほうがいいと思ったり。