【お散歩】都内で気軽に古墳巡り!田園調布駅~多摩川駅

こんばんは。久しぶりにお散歩です。

本日は田園調布駅~多摩川駅まで、宝来公園や多摩川台公園を歩いて多摩川浅間神社までお散歩。ルートは下記の地図を参照。

まずは田園調布駅からスタート。

田園調布駅の写真は取り忘れてしまったので、田園調布駅前にある公衆トイレにあったトイレットペーパーの写真を。大きく大田区のスタンプが押してある。

そう、ここ田園調布駅があるのはぎりぎり大田区。田園調布=高級=世田谷区というイメージがあるが、それをぶち壊すように「ここは大田区だからな!!」と力強く訴えてくる。

そんな現実を突き付けてくるトイレを後にし、田園調布の一番の特徴でもある半円の街区を進んでいく。

一軒一軒が巨大な高級住宅や押し並べて品が良い散歩犬を横目に、ところどころ目につくのが分譲地や空き地だ。

近年、田園調布は買い手がつかない土地が増えているらしい。

田園調布といえば高級住宅の代名詞といえる存在だが、それ故に一つ一つの物件に割り当てられている区画が巨大で、またその区画を分割して販売してはいけないというルールが定められている。そのせいで写真のような広大な分譲地は金額がハンパない。バブル期ならまだしも、不景気なこの時代に買い手がつかないという事態が発生しているのである。

そんな状況に手を打てずにいるうちに既に進行している高齢化はさらに進み、若者が減り、町の活力が更に落ちていくという負のスパイラルを起こさないためにもさっさと土地を分割してコンビニでも誘致した方が良いだろう。

なんてことを思いつつ、半円形の街区の外れまでくると、宝来公園に行き当たる。

田園調布駅からこの公園までは上り坂だが、この公園の先は下り坂になる。田園調布一体は下末吉面と呼ばれる高台に作られた街だが、この宝来公園から先が谷になっているからだ。下の地図でいうと半円形の街区の外側の辺り、真ん中らへんにある黒く塗りつぶしたような部分が宝来公園の溜池である。このあたりだけ土地が低くなっていることが分かる。おそらくこの部分に水の流れがあり、台地を削って谷が出来たと予想される。

そして、宝来公園を通り過ぎると再び急な坂が現れ、その坂の上にあるのが、多摩川台公園である。地図でいうと、先端に亀甲山古墳がある半島の様に伸びた台地部分。

この台地の多摩川側は「国分寺崖線」と呼ばれており、かなりの高低差がある。水量の多い多摩川に激しく切り崩されてできた崖線だ。

そして、この多摩川台公園の最大の見所はたくさんの古墳が点在していることである。エジプト文明や黄河文明などの古代文明が大きな川沿いで興ったことからも分かるように、古代の人々は川沿いに住むことが多い。つまりここは古墳がたくさんあって当然の立地なのだ。

公園に入ってすぐにあるのが「宝来山古墳」。古墳の上に散策路があり登れる古墳となっている。それだけでなく、なんとここはみんな大好き「前方後円墳」である。仁徳天皇陵として有名なあの形だ。

分かりやすく画像で示すとこんな感じだが、ただの丘だと思っていたものが前方後円墳だと分かるといきなりありがたみを感じる。また昔の人のお墓(と思われるもの)を登っているなんて恐れ多いが、我々日本人のルーツを足元から感じることができる。

古墳にコーフンしつつ、公園を進んでいく。

シンメトリーでちょっとエロさを感じる滑り台

多摩川台公園を抜けて国分寺崖線下の丸子川に降りると現れるどかな水辺

再び多摩川台公園に戻り多摩川駅方面に進んでいくと丸型古墳が乱立している。ちょっとした丘の全てが古墳で、立て続けに7つの古墳を見ることができる。

第1号と2号は前方後円墳!先ほどの宝来山古墳よりも前方後円墳の形が分かりやすい。

そして、古墳群の最後に現れるのが「亀甲山古墳」だ。

全体を入れたくてパノラマで撮ってみたが、あまりよく分からない。この亀甲山古墳は都内で見られる古墳としては最大級の大きさを誇り、かたちもほぼ完全な形で残されている。もうお分かりだと思うが、これも前方後円墳である。ただ、ここはぐるっとフェンスが巡らされており、立ち入ることは出来ないので、少し面白みには欠ける。

さらに、古墳群を抜けた先には、

浄水場の跡地を蓮沼や庭園風にしたオシャレ空間や

こじんまりとしつつも色々な種類が揃うアジサイ園など、見どころがたくさんある。

ここまでくると多摩川駅は目の前だが、線路で分断された下末吉面の突端部分まで行ってみたい。

一度崖下まで降りて振り返ると、改めてこの崖の高低差が分かる。

そして、この突端部分にあるのが、

多摩川浅間神社である。

安産祈願にご利益のある神社として有名。ちょうど奥さんが子ども授かっているタイミングなのでお参りをしっかりしておいた。

最後にこの散歩を締めくくりとして、神社の展望台からの景色をご覧いただこう。

この日は雨上がりで幻想的な夕焼けが出ていたこともあり、とても綺麗な景色が広がっていた。この見通しの良い景色も高低差のある国分寺崖線がつくり出している。

もう土日が終わる…と少しセンチメンタルな気分に浸りながら展望台を降りて、すぐに多摩川駅へ到着。全行程2kmのお散歩のゴールである。

今回はかなり地形好きに寄せた内容になってしまったが、都内ではなかなか見られない古墳がたくさん見られたり、穴場のアジサイ園があったり、最後は綺麗な夕日も見られたりと誰でも楽しめる要素もたっぷりだ。ぜひ皆さんも地形と古墳、地理と歴史の邂逅を楽しんでほしい。

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