「天声人語×萌えキャラ」アプリの登場から感じる朝日新聞の焦り

本日、「聞かせて天声人語」というものすごいアプリが登場した。

聞かせて天声人語

天声人語といえば朝日新聞の名物連載であるが、このアプリはその天声人語を声優が読み上げてくれる一体誰得?というゲームアプリである。

一応ゲームなのでストーリーが用意されていて、放送部に所属する女の子三人が朗読の練習に天声人語を使おう!ということになりそれを読み上げるという流れ。

いや、何だその流れ

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ホーム画面はいたってシンプル。

あとアプリ内課金があるのだけど、これ課金する人いるのだろうか。

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課金で開放されるストーリーがあるのだが、

「沖縄と本土の6・23」というかなり重そうなテーマに対して得られるものがだいぶカジュアルである。

「天声人語を声優が読み上げる」という斬新なアイデアを実現するためにゲームの仕組みを無理やり考えた雰囲気は否めない。正直全然ゲームと天声人語がマッチしていない。

また、天声人語を一つ読むとその天声人語にまつわるクイズが5問出題され、全問正解すると特典ボイスがもらえるのだが、このクイズがかなり難しいものが多い。マジアカで言えば正解率20%くらいの難問が普通に出てくる。

まぁクイズは簡単なより難しい方がプレイのしがいがあって良いと思うのだが、正直なところ公式サイトで謳っているように受験・就活へ役立つとは思えない。ほんとに受験・就活に役立てたいのならこのゲームをする時間を時事検定の勉強にあてた方が良い。

それと、今のところ課金なしで聞くことの出来る天声人語が15回分と少ない点も気になる。これから数を増やしていってほしい。

ここまでアプリの仕様についてダメ出しをしてきたわけだが、仕様はともかくこういうアプリを出すことになったところに朝日新聞の焦りがひしひしと感じられる。

若年層の新聞離れが言われて久しいが、このアプリをきっかけにどれだけの人が新聞に興味を持ち、新たな読者となるのか、興味深いところである。そもそもアプリのユーザーがどれだけ増えるのだろうか。

あと、こんなに頑張って若い読者を取り込もうとしている朝日新聞の行動は少し応援したくなる気もする。

今後の新聞業界がどのようにしてユーザーを確保し、生き残っていくのかはじっくり考えたいところではあるが、正直こういうアプリのような小手先の策ではどうにもならないような気がする。業界全体の変革とか、そのくらい大きなことが必要ではないだろうか。それがどんなことかはよく分からないけれど。

何はともあれ、朝日新聞の斜め上の発想はあっぱれ!

とりあえず僕もゲームの”全クリ”を目指したい(課金はしないけど)

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