傘をあの生き物にして梅雨を楽しむ

都内が梅雨入りしてからはや1ヶ月が経とうとしている。しかしまだまだゲリラ豪雨は収まる気配をみせず、突如として降り注ぐ大雨に備え傘を手放せない日々が続いている。ただでさえ憂鬱な雨という天気に、いつ雨が降るか分からないという不安も加わり、近年の梅雨は人々にとって大きなネガティブ要因になっていることだろう。

そんな梅雨を楽しくしてしまう、むしろ雨を望んでしまう画期的な方法を発見したので紹介したい。

 

 

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さてこちらは一見普通のビニール傘なのだが、実は少し変わった形をしている。

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写真だといくら頑張っても上手く撮れなかったのだが、ある一方だけビニール部分が突き出すような形になっている。風に強く、強風でも折れない傘として数年前から話題になっているあの傘だ。センズアンブレラのサイトを見てもらえればよく形が分かるだろう。

 

この傘を手に入れた時から僕にはある「生き物」にしか見えなかった。

ならばその生き物にしてしまおう。そうでもしなければこんなに「おもしろ」な形をしている傘が報われないではないか。

 

さっそく毎度おなじみ東急ハンズで塗料を購入

DSC_0330ビニール傘という材質上、ソフトビニール対応の塗料を買わなければいけない。これがけっこう高くついた。

 

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まずはビニールの面全体を灰色の塗料で覆う。
元の色とほとんど変わってない気もするが今更気にしてはいけない。

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内側からみると塗ったことが一目瞭然である。というか汚い。こんなの差してたら余計暗い気持ちになりそう。

 

そして次に黒い塗料を使うのだが、みなさんもう何の生き物だがお分かりだろう。
このサイトの記事にも登場したことのある今人気のあいつだ。

 

 

あまり溜めても仕方ないのでもう完成をご覧いただこう。
3分くらいで料理をする番組で予め作っておいたやつが出てくる感覚である。メディアは手軽だ。

 

それでははりきってどうぞ!!!

 

 

どーーーん!!!

そう、「ダイオウグソクムシ」である

どうだろうかこの愛らしい表情は。
どうだろうかこの美しいフォルムは。
どうだろうかこの繊細な触角は。

 

長く伸びてるビニールの部分がうまい具合にダイオウグゾクムシの丸みを醸し出している。

海底に生息しほとんど動くことのない彼らがついに我が家にやってきた瞬間である。

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しかも、たたんだ時にひげの部分を結ぶことで傘を留められるようになっているのだ。まさにビジュアルと実用性を兼ね備えたユニバーサルデザインと呼べるだろう。

 

 

それでは、さっそくダイオウグソクムシを差して雨の街へと出掛けよう。

 

と行きたいのだがなんと傘の作成中には降っていた雨は僕が外へ出るときにはすっかり止んでしまっていた。これではまるで深海にいるかの如く雨の中で佇むダイオウグソクムシの姿が撮れない。

というわけで何日か撮影チャンスを待っていたのだが、なぜか雨が降らない!!!一体どうしたんだ梅雨よ!!この前まであんなに雨を降らせていたじゃないか!!俺はこんなに雨を求めているのに!!!!

なぜか傘を作ったとたん雨が降らなくなってしまった。もっと待っていたかったが陸に上がったダイオウグソクムシは急速に脱皮を始めていた。分かりやすく言うと塗料が剥げ始めていた。

 

仕方ないので雨は降っていないがダイオウグソクムシを差して出掛けた。

 

43750あの木陰に見えるのはダイオウグソクムシ…!!

 

あっ!!

ダイオウグソクムシが近づいてくるぞ!!

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最近はどこの水族館に行ってもダイオウグソクムシがいるが、こんなに動いているダイオウグソクムシはまず見ることが出来ない。

ただダイオウグソクムシ感を出すためには屈んで移動しなければいけないのが苦しいところである。

 

 

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座りながら差すとダイオウグソクムシであることが周りにもよく伝わる。周りに伝える必要があるかないかと言われれば「ない」気もするが、僕はダイオウグソクムシの素晴らしさをもっと伝えていきたい。

それと周りからやたらと視線を感じたが、おそらく雨の降らない中でダイオウグソクムシは干からびてしまわないのかと心配で気になっていたのだと思う。決して「こいつ晴れてんのになんで傘さしてるんだ」とか「その柄気持ち悪い…」とかそういう視線ではなかった。

 

 

しばらく座っていると予想外の出来事が。

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「わーー!!ダイオウグソクムシさん!!」

なんとダイオウグソクムシ好きな女の子が近づいてきてくれたのだ。

そう、世は空前の深海ブーム。ダイオウグソクムシに扮しているだけで女の子が寄ってくるのである。

実際のダイオウグソクムシもほとんど動かずエサもろくに食べないが、その姿が逆に人気を集めている。これはまさに最近、草食系男子がモテているのと同じことではないだろうか。

つまり

ダイオウグソクムシ=究極の草食系男子=モテの最前線

という法則が導けるのだ。

 

 

 

梅雨を楽しむためのアイデアが思わぬモテテクへと発展してしまった。

もちろん梅雨を、雨を楽しむという目標はクリア出来ているだろう。こんなに雨に降ってほしいと思ったことはないのだから。晴れた空に憎らしさすら覚えてしまった。この傘を持っていれば雨が待ち遠しくなること請け合いだ。

 

梅雨を楽しみ、且つモテてしまう最強のダイオウグソクムシ傘を皆さんも一本は持っておくことをおすすめする。これで残りの梅雨も楽しく過ごそう。

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