田中達也展@二子玉川 高島屋

先日、二子玉川の高島屋で開催されていた田中達也さんの展覧会に行ってきた。(1/7に終了)

僕は2年前くらいにSNSで作品を見かけてファンになったのだが、田中達也さんはミニチュア写真家/見立て作家として活動されているアーティストで、身の回りの様々なものを別の何かに見立ててつつミニチュアのフィギュアと組み合わせた作品を作っている。

なんと2011年4月20日から現在まで毎日欠かさずに1日1作品発表し続けている見立ての達人だ。その数、2,800作品以上!達人というよりもはや化け物である。

2017年に放送された朝ドラ『ひよっこ』のタイトルバッグを手がけたことで注目を浴び、最近では日本橋高島屋S.C.リニューアルオープン時の広告ビジュアル兼オープニングムービーも手掛けている。

展覧会では写真、立体作品合わせて120点以上もの作品が並んでおり、その見立て力というか想像力に脱帽してしまった。

グッときた作品を紹介していこう。

ボタンを桜の花に見立てた「春色に衣替え」

抹茶アイスを緑の丘に見立てた「新緑抹茶御苑」

SDカードをピアノに見立てた「曲とともに思い出も記録します」

砂糖を夜空の星に見立てた「甘の川」

ホッチキスの針をビルに見立てた「芯シティ」

思わずそうきたか!と手を打ってしまう作品ばかりだ。発想もそのものも面白いのだが、タイトルがまた良い。

チャーハンを波乗りの波に見立てた「チャーフィン」

オムライスを無人島に見立てた「あー腹減ったなぁ、、オムライスでも食べたいなぁ。。」

テニスボールをランニングコースに見立てた「日々の鍛錬に近道などない」

クロワッサンを雲に見立てた「クモワッサン」

基盤を田んぼに見立てた「ほんなこて、半田ごて〜」

個人的には基盤の作品がお気に入り。

田中達也さんの作品を見ていると、どんなものでも色んな見方ができることが実感できて、本当に日常は考え方次第で面白くなるんだなーと感じた。

田中さんも100均などで商品を物色してはアイデアをスマホにメモしまくっているらしい。彼にとっては100均があらゆる世界に繋がっているというわけだ。なんというコスパ!


2011年4月から毎日アップされている作品は「MINITURE CALENDER」というタイトルで全て公開されている。2,800を超える作品を眺めていればそれだけでどんどん面白いアイデアが浮かんできそうだ。

今後もどんどん活躍の舞台が広がっていきそうなのでこれからも注目していきたい。


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