東芝がニューヨークのタイムズスクエアで10年前から掲げている巨大LEDパネル広告を2018年前半にも取りやめることになったそうだ。
他にも主力事業である半導体部門を売却したり、48年に渡り提供を続けてきたサザエさんのスポンサーからの降板を決めたりと、いよいよ本気で首が回らなくなっているようだ。
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ところで、浜松町にある東芝の本社では社名のアルファベットを巨大な立体看板で掲示している。
事業子会社を次々と売却しているがそれでも資金調達が間に合わず、いよいよ絶体絶命という段階になったら、この立体看板を一文字ずつ販売するというのはどうだろうか。ビルの壁面にくっついている社名ロゴとは違い取り外しが簡単そうだし。
こういう看板は一文字だけ取り出すと一気に象徴的な存在となりアートっぽさが出てくる。
改装中の渋谷パルコのPも一文字だけでチンポムの個展に展示されていた。これをアートと言わずしてなんと言おう。
全部同じ人が買ってしまうと面白くないので購入はお一人様1つまでとしたい。そうすると自ずとTOSHIBAの文字たちは日本全国、いや海外にも物好きなコレクターはいるだろうから世界各地に散らばることになる。
そして東芝の体制や業績が改善されて日本のトップ企業に返り咲いた暁には、世界各地に散らばったTとOとSとHとIとBとAが再び集められるのだ。
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自分で書いていてなんだが、めちゃくちゃ夢があって良い。俺もTOSHIBAのBとか欲しい。でも多分お金なくて買えない。オバマに買ってもらって「オバマのBは東芝の提供でお送りしています」とか言ってほしい。
ただ各地に散らばるとその一部が見つからなくなるのがアートの常なのでTOSHIBAも一文字だけ見つからないとかそういう可能性がある。そして100年後くらいに「TOSHIBAのS、バミューダ沖海底で見つかる」というニュースが流れるのだ。
うん、見つからなくてもロマンがあってめちゃくちゃ良い。